恋姫~天然お嬢様と俺様極道の若~






雷門が広げたハンカチの真ん中に黒く印刷されていた家紋



猿形を形をとったような変わった家紋



広げなんてしなかったから気付かなかった



「怪我をした澪にガーゼ代わりに渡したらしいが…
…多分、ワザとだろ」



千里はおもしろくなさそうに膝の上で頬杖をついた



「っと言うことは」



雷門は身をのりだす



「すでに、澪に接触している
そして、このハンカチは大空組への宣告状だ」



さらにざわめく周囲



度が過ぎたんだろう、うるさすぎる連中を静めるために、怒鳴ろうと息を吸う雷門




が、










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