男装ホスト.Lie ～私の居場所～

比「…」












やはり早まったか。




それなりに賑わう店内を見回しため息をつく。









そりゃ急かしたのは俺やけど… 二人が休みなのが風邪だとはタイミングから考えても思えなかった。














それに。













「でね、それが…晴樹くん？」



晴「…うん？」



「聞いてた？…具合悪い？」



晴「え‥っ…す、すみませんっ！考え事しちゃいました…」



「…もう…」
















アレ(晴樹)は何なんや。
























比「お邪魔してええかな？」



「え？あ…比呂君！どうぞどうぞ♪」



晴「えっと…？」



比「ごめんな～、こいつ頭湧いてんねん。まぁそんなん今日に限った事ちゃうけど」



「あは、それはそうかもだけど～…でも心配しちゃったよ？」



晴「ごめんなさい！…大丈夫です」



比「アホ。ほら、飲み直し飲み直し！これ俺の奢りやから」



「え～っ？いいんですか？嬉しいー!!」



比「はい持った持った。乾杯！」



「かんぱーい☆」



晴「かんぱい…」





















ったく。



無駄な出費してもた…













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