男装ホスト.Lie ~私の居場所~
凌「あー、美味しかった!!さすがやな、晴樹」
晴「ほ、褒められても許しませんよ?」
凌「ごめんてー、…これからは晴樹も構ったるからそんなむくれんなって♪」
晴「っ///ちゃいますっ!抱きつかなくていい!」
『無駄にムーディやな』
最初は女だってバレてるのかとヒヤヒヤしたもんだけど、凌さんは誰にでもすぐ抱きつく。
そっちの気のある人なんかなと思う時もあるけど、そうでもないらしい。
きっと彼の事を理解するのは難しいので、深く考えないようにした。
晴「さ、気を取り直して食後にプリン……」
冷蔵庫を開けた晴樹が固まった。
…あぁ、またか。
『…凌さん。また食べたの?』
凌「…さ、さぁーて、俺はそろそろ…」
晴「待って、ください」
学習しない人やな、凌さん…
晴「プリン…シュークリームも…」
凌「た、食べて欲しがってたんや…」
晴「ほぉ、何て?どうやって?プリンが喋ったんですか」
凌「晴樹…ごめんて…」
晴「三回目やで?もう許しませんよ」
凌「キャラ違うやん!翔央ー、助け…」
『ごちそうさまでしたー』
凌「ちょっ、どこ行く…」
晴「話はまだ終わってませんよ?」
凌「ひっ……」
…障らぬ神に、祟り無しや。
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