男装ホスト.Lie ～私の居場所～

比「何やねん。生理か」



晴「なっ…違います！」



比「分かってるわボケ。はよ言え何やねん」



晴「…」



比「はーよっ」



晴「…翔央が、帰ってきて」



比「うん？」



晴「翔央が帰ってきて、嬉しかってんけど、…今までどう接してたか分からんくなって」



比「…好きなようにしたらええやん」



晴「何か、どこまで近づいていいのかな、とか…分からんくて」



比「はあ…」




















…ほらやっぱり、呆れてる。





















晴「さっきは、お客さんに兄弟みたい、って言われて」



比「聞いてた。んなもん店の奴らから言われ慣れてるやろ」



晴「それが嫌やってん、兄弟とか…言われたくなくて」



比「…冗談やんか」



晴「分かってる、けど…翔央は嬉しそうに笑うから。…ほんまに俺の事、弟みたいに手がかかる奴やって、思ってると思うから」



比「…それが我慢出来へんのか」



晴「はい…」



比「余裕ないな、お前」



晴「え…」



比「余裕ない男は嫌われんぞ」



晴「う…」



比「…ええんちゃうん？ま、好きなヤツ目の前に平然としてられる奴も珍しいし」



晴「え…」



比「ただ、接客に支障出すなら話は別やけどな」



晴「…」



比「おい、聞いてんのか」



晴「…」



比「おい！」

























好きなヤツ目の前に…





平然となんか、してられない…？













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