男装ホスト.Lie ~私の居場所~
『…慎さん?』
慎「ん~?」
『何なんですか…こんなカッコまでさせて』
慎「え、不満?めっちゃ可愛えよ?」
『っ、そう言うこと言ってる訳じゃなくてっ///』
睦さんの家を出た私は慎さんに高そうな店に連れて行かれた。
慎「彼女に似合いそうな服を」
そう店員さんに頼むと彼らは俄然張り切ったようで、あっという間に私はスカート姿になっていた。
『どういうつもりですか…こんな、他の人にバレたら!』
慎「大丈夫、綺麗過ぎて誰も気づかれへんから」
『また、そう言うこと言って……』
若干呆れて運転する慎さんの横顔を見る。
本当にこの人の考える事は分からないわ……
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