男装ホスト.Lie ~私の居場所~
慎「…」
隼「…追いかけなくていいんすか」
慎「…資格、ないやろー…」
はぁ、とため息をついてソファーに腰掛ける慎さん。
比「…あいつにはあいつで考えるとこがあるんやろ」
慎「…ああ」
比「とりあえず、今後どうするか。慎さん、ちゃんと考えてくださいよ」
慎「俺?」
比「当たり前やろ、こんだけ引っ掻き回してくれたの誰や」
慎「う…ごめん」
雅「大丈夫、頭なら俺も貸します」
由「体なら協力するし♪」
光「俺も、力になれるよう頑張ります」
晴「うん!」
わだかまりなく、久しぶりにみんなが一つになった気がする。
人は足りないけど、
隼「…ん?」
比「…何や」
隼「そう言えば凌は?」
比「さあ?」
隼「ってかさ、もう一個思い出したんやけど。ホテルに莉依を匿ってたの凌?」
比「は?凌が知る筈無いやろ。捺生と俺や」
隼「…莉依に会ったって言ったよな、俺。それ凌に場所聞いてホテル行ってん」
比「…何であいつが知ってんねん」
隼「さあ、…なんでホテルなんかに居るのか理由は聞けない雰囲気で」
比呂さんの顔が険しくなった。
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