男装ホスト.Lie ~私の居場所~
慎「…やっぱり落ちたな」
光「まあ、予想通りですね…」
慎さんと光輝が顔を突き合わせ難しい顔をしている。
どうせまた売り上げの事やろうけど。
慎「翔央の分はそこまで深かないけど…問題は凌と捺生やな」
光「やっぱ捺生さんいるいないでは差が出ますね。…裏方なのにな」
慎「隠れ捺生目的…まだおったか」
光「その分俺と隼人の指名落ちてますしね」
…あれから、切り口が見つからないまま1週間が経つ。
慎さんは店の経営の方でいっぱいいっぱいやし。
光輝…よく平気でいられるな。
光「平気じゃないですよ」
比「だったら店の事なんかほっぽりだして迎えに行きゃええのに」
光「だって、ここが潰れたらきっとあの子は悲しむから」
比「ふーん?」
光「今は俺がやるべき事を…あ、隼人!」
隼「あ、お疲れ様です。何すか?」
光「指名率これ以上下げたら…ちょっとまずいからさ」
隼「…すみません」
光「俺も頑張るし、一緒に上げてこな?」
隼「っ光輝さん…はい!!」
比「…」
隼人の光輝懐きは本能的なモノだったのか。
光輝も隼人の扱いうまいし、な。
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