男装ホスト.Lie ~私の居場所~





由「…俺らは?」



晴「留守番…ですか?」



慎「他に二人や。比呂達が表からうまく入れたら二人は裏口に回る。莉依の部屋は二階、近くにデカい木がある。せやから身体能力高い奴を選ぶ」



光「飛び移るって事ですか?」



晴「見張り役はどうするんですか?」



慎「そう。お前ら女の扱い慣れてるやろ。そこは上手く口止めせぇや」



比「…穴だらけっすよ、この作戦」



慎「…しゃあないやん。これが精一杯や」



雅「で?誰が行きます?裏口からの二人」



慎「んー…監視カメラの事も考えて身軽な奴で小柄な…」



由「…俺?」



慎「ん。あとは…光輝、行くよな?」



光「…いえ」



慎「え…?」



光「晴樹に行かせてください。俺より、きっと晴樹の方が上手くやる」



晴「お…俺…?」



光「な?」



晴「いいんですか?俺なんかが行って…」



雅「言いたい事言いに行って来い」



隼「ちっ…俺もそっちが良かったのに…晴樹!かっさらって来いよ?」



晴「っ~…はい!」



慎「…なら晴樹、由樹。カメラの位置と見取り図渡すから。映らない様に気ぃつけや。…頼むで」



由「頑張る」



晴「はいっ」



慎「ほな来週、決行や」





















さぁ、取り返しに行こうか。








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