男装ホスト.Lie ~私の居場所~



そして時は過ぎ水曜日。





警戒心が高まる夜を避けて昼間決行も考えたが、やはり人目を避ける為夜を選んだ。


比呂と隼人はビジネスマンの様なスーツ姿。オプションに眼鏡。




軽い感じが全く消えている。















慎「よしよし」



比「なぁ、さっき来たオカマ誰なんすか」



慎「え?ああ、睦って言う俺の昔なじみ。ばっちり変身出来たやろ?」



隼「何か窮屈…ネクタイ外しちゃ駄目ですか?」



慎「あかんで。せっかく真面目な感じに仕上がってんねんから」



隼「やっぱ俺あっちがええな…」











隼人の視線の先には黒のズボン黒のシャツと黒ずくめな由樹と晴樹の姿。












由「隼人、頑張ってな?お前らに掛かってんねんから」



隼「はあ…」



比「由樹、誰に言ってんねん。俺が行くねんで」



由「ひーちゃんは心配して無いよー、隼人だけ」



晴「お、俺…大丈夫かな…何言えばええかな…」



雅「はは、とりあえず会う前の心配しようや」



光「みんななら大丈夫、頑張って来てくださいね」



隼「…はい!」



慎「さ…じゃ、手はず通りに。俺は車近くに付けてるから、まずくなったら連絡して」



比「了解」



由「はーい」







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