男装ホスト.Lie ~私の居場所~
隼「キショイんじゃお前は!何が楽しくて男抱いてんの?」
強引に引き剥がされた凌さんは体に似合わずジタバタして恨めしげに隼人さんを見た。
凌「何すんのー!イいとこやったのにっ」
隼「何良いことがあるか。お前の気色悪さが引き出ただけやで?」
凌「っ~、相変わらず隼人は慎さん大好きなんやなっ」
隼「ばっ…気持ち悪い言い方すなや!」
慎「ほらほら、そろそろ店開けんでー」
どことなくほっとしたような顔の慎さんが号令を掛けて散っていたみんなが集まってくる。
『隼人さん、ありがとう』
隼「あ?あぁ、お前もあぁ言うの嫌だったら断れよ」
『はぁ…何か馴れちゃって』
隼「…難儀やな」
『はは…』
ほんの少しだけ、心を開かれているようで嬉しい、って感じてる事は言わないでおいた。
私まで白い目で見られちゃう。
慎「よし、全員揃ってるなー?」
さぁ、今日も店が開ける。
頑張らなければ、捺生さんに1日でも早く認めて貰うためにも。
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