王子様なんか大っキライ!
「カランカラン」
ドアを開けるとそんな音がした。
「いらっしゃいませ」
それに、カウンターからの声が被さる。
内部は真っ白だ。
電灯、壁、階段、何もかもが真っ白だ。
そして正面にはカウンターがある。やはり真っ白なスーツを身にまとった男。
背の低い男は笑顔で私を待ち受ける。
私はゆっくりと足を進めた。
「お一人でのご利用ですか?」
「はい」
私は間髪いれずに答えた。制服を着た女子高生に対しての、この対応。恐らくさとみは何回も…。
ドアを開けるとそんな音がした。
「いらっしゃいませ」
それに、カウンターからの声が被さる。
内部は真っ白だ。
電灯、壁、階段、何もかもが真っ白だ。
そして正面にはカウンターがある。やはり真っ白なスーツを身にまとった男。
背の低い男は笑顔で私を待ち受ける。
私はゆっくりと足を進めた。
「お一人でのご利用ですか?」
「はい」
私は間髪いれずに答えた。制服を着た女子高生に対しての、この対応。恐らくさとみは何回も…。