王子様なんか大っキライ!
廊下にいる生徒たちの視線。
それが私を向いている。
大勢の生徒たちに見つめられる私。
思わず立ち止まりキョロキョロと視線を泳がしてみる。
生徒たちはじっとこちらを見ている。

「私の顔に何かついてるのか?」

そんなことを言いたくなったが、言えるわけがない。
すると…

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