王子様なんか大っキライ!


私は目を開けた。
すると恐ろしい神内の顔は消えて天井だけが見える。


「はぁ」


私は再びため息をついた。


「いつまで寝てるのー、もう学校でしょ」


母親の怒鳴り声は本当によく通る。

ここは二階なのに。

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