王子様なんか大っキライ!


私が言葉を発しようとした瞬間

「じゃあ私帰るね」

「え、あ、うん」


力強いさとみの口調に私は押されてしまった。

「ばいばーい」



さとみは笑顔を残して後姿になった。

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