弟のくせに...。


……ウソ、夢じゃないよね?


これ、現実?


ドッキリでした。

なんてオチはいらないからね!?


いつまでたってもあたしは受け取らないから、ついに届はプレゼントを自ら開いていった。

って、それはあたしが開けるべきものなんじゃ!?


「……可愛い」


その包みの中に入っていたのは、シルバーのハートの一部にピンクの石が入っているネックレス。


「動くなよ」


届はあたしの後ろに回り、それを付けてくれた。


「これが、俺からのお返し」


首の下でキラキラ光るピンク。
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