初恋は君のために
それから、
アズマと少し話した。
アズマは3年で
どうやら先輩だった
らしい。
1学期にもかかわらず
私と一緒で
留年危機らしい...
「でも俺、これからミナミちゃんの為に学校来ることにした~」
わけの分からん事を
言ったアズマは
ニカっと笑った。
本当この人
人懐っこいなぁ。
屋上に座りながら
そんな事を思う。
「てか.学校で人と
こんなに会話したの初めて」
「え?」
ボソっと呟いた私を
アズマは不思議そうに
見た。
「何でもない..」