初恋は君のために



「じゃあミナミちゃん
またねっ」



階段にさしかかった
所でアズマが手を振った。



「ばいばい」


私も軽く手を振る。



3年校舎へ消えていく
アズマの茶髪頭を見送りながら



私も夕暮れの廊下を
歩き出した。




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