初恋は君のために



切れた電話を見つめた
ままの私に、




「大丈夫か?」




ジンさんの声が
降ってきた。




「あ… 平気です」





少しリュウの態度を
気にしながら


ジンさんに答える。





しばらく静かになった
空間は





「ステーキくれっ!!!」




マキの寝言で

笑いに包まれた。







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