初恋は君のために



「ごめんなさい。弁償します。」


ひたすら頭を下げる
男の子



「えっと... 取りあえず頭上げて下さい。」


どうしたもんかと
戸惑う私に

やっと頭を上げてくれた男の子が私の顔を見るなり



指をさした。



「あぁー!!! この前
箱拾ってくれた人っすよね!?」



ん?とか最初思ったけど



そんな事があったような気もする。



「あの時お礼できなくて.あなたの事探してたんです」



たかが箱ひろっただけで


普通 探すか?




< 16 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop