初恋は君のために




「お前何者だよ」




険悪なアズマに

周りがゴクリと唾を
飲み込んだ。




「俺は 大杉リュウだ。」




その声はよく響き

そして奴らをざわつかせた、




「ー…大杉リュウ」




そっと呟いたのはジンで

リュウ達がここに来て
初めて聞いたジンの声だった。








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