初恋は君のために
「っえ?知らないんスか?“ファイキ”の溜まり場ですよ!!」
知りませんよ…
私ヤンキーじゃないですから…
そんな.知らないなんて 有り得ないみたいな
顔すんなよ!!
「え!?ミナミちゃん?」
不意に呼ばれた私の名前
この中のヤンキーに
私は知り合いなんて
いないはずですが...
声のした後ろへと
視線をゆっくり移す。
「ー…アズマ?」
そこには.赤いバイクに跨ったアズマの姿があった。