初恋は君のために
今日もユキコと街を歩く。
ユキコが俺に要求した事
それは、
ユキコの彼氏である
あの時のヤクザ
吉野を潰す事だった。
…………………………
「俺は、何を助けりゃいいんだ」
あの日の電話での
ユキコの冷たい声
「あのヤクザを、吉野を潰してほしいの」
ただの暴走族が
ヤクザを潰す?
本来なら そんな事が
出来るはずがない。
でもミナミの事が絡んだ俺には、
断るなんて選択まくは
頭の片隅にもなかった。