初恋は君のために



あの後は何もなかったかのように



二人で家に入った。





この日、


なかなか寝付けなかった私は




運が悪かったのか良かったのか、





月明かりが差し込む部屋のカーテンを少し開いた時





「………………え?」




家の前の街灯の下で


バイクにまたがって
いる一人の人物・・・・・・・



それは

紛れもなくジンさんの
姿だった。





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