初恋は君のために



「くだらねー事してんなよ」




その低い声はジンの背後に響いた




「大杉…アカギ」




ジンの後ろには

リュウ アカギが沢山の男達をぞろぞろと引き連れている。




「あ? おめぇ誰だよ」



吉野はゴキリと首骨を一回ならすと




何も答えずただ一歩一歩歩み寄るリュウに吉野はジンに向けていた銃口をリュウへ移した。





「てめぇ打たれたいんか?」





「リュウ!!」




こんな場所で女の声がするわけないと、ここにいた全員が思っただろう





「何でミナミがいんだ…」




ジン リュウ マキ アズマの視線の先には

ユキコに連れて来られたミナミが立っていた




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