初恋は君のために



「あれ?お前.ミナミじゃね??」



そう言って私の肩に手を置いた。




その声に


寒気がした。



私の名前を呼ばないで、


その汚らわしい手で
私に触れないで、



「なぁ?ミナミだよな?」


さらに覗きこむアイツ



「...こ..すけ」



私は恐怖のあまり

奴の名前を口にして
しまった。



「やっぱ.ミナミじゃんか!!お前可愛くなったな!!」



嬉しそうに笑う彼



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