初恋は君のために



「ミナミ…何があったんだ。」



力強いジンさんの
包み込む力とは裏腹に



か細い声が聞こえた。



「言えないなら、今は言わなくてもいい…


でも俺はお前を守りてぇ」




その言葉に


その瞳に



私の胸は締め付けられる。



「俺は、前からお前を知っていた。1年くらい前から」



「え?」



予想外のジンさんの
言葉、



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