好きの次は?
私は、少し小さな声で
声をかけた。
「仁…………………」
仁は少し微笑みながら
話を続けた。
「警官、まいてきたから。お前、大丈夫だったか?」
「……まぁね。」
「送ってくよ、家までは拒否るだろ。だから近くまでさ。」
「…ありがと。」
私は仁のバイクの後ろに乗って
家の近くまで
送ってもらった。
バイクにのる前に
カクテルを一気飲みしたから
なんか、ホロ酔い。
バイクの風が心地よくて
気づいたら近くまで
もう来ていた。
近くで止めてもらって
バイクから降りて、
仁に話しかけた。
「ありがとう仁。」
変わらず爽やかな笑顔なまま
会話を続ける仁。
「いーえ」
「それじゃ。」
「連絡してこいよな、どうせ今、酔ってんだろ?」
「また気が向いたら連絡する。」
「ま、いいよそれで。またな信」
「おやすみなさい仁。」
仁とわかれて
家に帰った私。
玄関まで行くと
中は真っ暗だった。。