ママのスキャンダル！
シンディの家に行くと、なんとそこには「ジェリーナイト」であたしが着ているのとそっくりな衣装が用意されていたのだった。

「なんで？」

思わずそう聞いたあたしに、デイブが言った。

「それを着て、うちに来て欲しいんだ」

「デイブの家に？」

「前に、話したことがあっただろ？うちの父親、サラの大ファンなんだ。だから、驚かせてやりたくて・・・・・その格好で会ってやってくれないかな」

申し訳なさそうに言うデイブ。

そういえば、そんな話前にしてたけど。

「俺の家に行って、父親に会ったらまた衣装変えようよ。パーティーにはどんな格好で行くの？」

「え、みんなは？あたしあおむしの仮装衣装しか用意してないよ」

「あ、それなら大丈夫」

そう言ってシンディがにっこりと笑った。

「サラのママがね、パーティー用の衣装も用意してくれてるって」

その言葉に、あたしは目を丸くした。

いつの間に！

ママってばそんなこと言ってなかったのに・・・・・。


とにもかくにもあたしはシンディたちの用意した衣装に着替え、デイブの家へと向かったのだった・・・・・。


「あのさ、サラ」

「なに？」

「うちの父親見ても、驚かないで」

「どうして？」

「ちょっと・・・・・強烈だからさ」

「強烈・・・・・？」

どんなふうに強烈なのか。

それはすぐにわかることになった・・・・・。


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