ママのスキャンダル!
「強烈なんて、とんでもない。すごく素敵な家族だね」

そう言ってあたしが笑うと、デイブは恥ずかしそうにはにかんで見せた。

「いや、本当にすげえミリーのファンだからさ、もっと抱きついたりとかするかと思って、ちょっとひやひやしてたんだ。良かったよ、意外と冷静で。今度、本当に休みの日にうちに遊びに来てよ」

「うん、喜んで!」

その言葉に、シンディもひょいとあたしの顔を覗き込む。

「あ、ずる~い、デイブだけ。うちにもまた来てよね、サラ。ママがまた連れて来いってうるさいの」

「うん、もちろん行くよ。あたしもシンディのママ、大好き」

「わお、そんなこと聞いたらきっとママ卒倒しちゃうよ!感激して」

シンディの言葉に3人で大笑いして・・・・・

そのあとパーティーの衣装に着替えるべく、あたしの家へ向かったのだった。


「いらっしゃい!衣装の用意、できてるよ」

ママが、猫娘の扮装で現われる。

その姿に2人が一瞬あっけにとられ・・・・・

「あれ、サラのママだよね?」

シンディの言葉に、あたしは頷いた。

「うん、そうだよ」

「かわいい!テレビで見たことあって若い若いとは思ってたけど、超かわいい!あの着物?みたいな衣装も猫耳もサイコー!ね、デイブ!」

「うん。すげえびっくり。身長、俺よりも低いよね?あんなかわいいママ、考えらんないよ」

デイブも目を丸くしている。

あたしは苦笑して、目を丸くしてる2人を家の中へ促す。

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