ママのスキャンダル!
「ねえ、ママ。パーティー用の衣装ってどんなの?」
「うん、今日ようやく届いたの。間に合わないかと思ってひやひやしちゃった。こっちに来て」
そう言って手招きされ、あたしは隣の部屋へ行き―――
そこにあった衣装を見て、目を見開いた。
「これ―――」
「きっと、みんなびっくりすると思うよ?」
そう言ってママは、得意げにウィンクしたのだった・・・・・。
あたしはパーティー用の衣装に着替えると、リビングへと向かった。
リビングでは既にパーティー用の衣装に着替えたシンディーとデイブが待っていて・・・・・。
2人は、あたしの姿を見ると目を丸くして呆気にとられていた・・・・・。
「シンディー、そのチャイナドレスすごくきれい。なんだか大人っぽく見えるよ」
とあたしが言うと、シンディーがはっと我に返ったように手をぱんっと叩いた。
「サラこそ!すっごい素敵!それ、フリソデっていうのよね?テレビで見たことある!めちゃくちゃきれい!ね、デイブ!」
「うん、サイコー。すごく似合ってるよ」
「ありがと。デイブもそのセーラー服似合ってる。船乗りさん?」
シンディーは鮮やかな赤いチャイナドレスで、デイブは真っ白いセーラー服と帽子で、子供っぽくなりがちなその服をカッコ良く、見事に着こなしているのがデイブらしかった。
そしてあたしの格好はといえば・・・・・
真っ赤な牡丹の花をあしらった、華やかな振袖。
金の帯。金の簪。
そして大きな赤い髪飾りがさらに華やかさをひきだしていた。
着物なんて、7歳の七五三の時に着て以来。
なんだか背筋が伸びて、気持ちまで引き締まる気がした。
「本当に、すごく素敵ね。サラちゃん、カメラの前で回ってみてくれる?」
香月さんが徳井さんを手招きしながら言った。
あたしはちょっと照れながらも、徳井さんが回すカメラの前で着物の袖を持ってくるりと回って見せた。
連続で鳴るシャッター音。
徳井さんの要望に合わせていくつかのポーズをとり―――
「じゃ、そろそろ行きましょうか」
と言う香月さんの声で、全員そろって家を出たのだった―――。
「うん、今日ようやく届いたの。間に合わないかと思ってひやひやしちゃった。こっちに来て」
そう言って手招きされ、あたしは隣の部屋へ行き―――
そこにあった衣装を見て、目を見開いた。
「これ―――」
「きっと、みんなびっくりすると思うよ?」
そう言ってママは、得意げにウィンクしたのだった・・・・・。
あたしはパーティー用の衣装に着替えると、リビングへと向かった。
リビングでは既にパーティー用の衣装に着替えたシンディーとデイブが待っていて・・・・・。
2人は、あたしの姿を見ると目を丸くして呆気にとられていた・・・・・。
「シンディー、そのチャイナドレスすごくきれい。なんだか大人っぽく見えるよ」
とあたしが言うと、シンディーがはっと我に返ったように手をぱんっと叩いた。
「サラこそ!すっごい素敵!それ、フリソデっていうのよね?テレビで見たことある!めちゃくちゃきれい!ね、デイブ!」
「うん、サイコー。すごく似合ってるよ」
「ありがと。デイブもそのセーラー服似合ってる。船乗りさん?」
シンディーは鮮やかな赤いチャイナドレスで、デイブは真っ白いセーラー服と帽子で、子供っぽくなりがちなその服をカッコ良く、見事に着こなしているのがデイブらしかった。
そしてあたしの格好はといえば・・・・・
真っ赤な牡丹の花をあしらった、華やかな振袖。
金の帯。金の簪。
そして大きな赤い髪飾りがさらに華やかさをひきだしていた。
着物なんて、7歳の七五三の時に着て以来。
なんだか背筋が伸びて、気持ちまで引き締まる気がした。
「本当に、すごく素敵ね。サラちゃん、カメラの前で回ってみてくれる?」
香月さんが徳井さんを手招きしながら言った。
あたしはちょっと照れながらも、徳井さんが回すカメラの前で着物の袖を持ってくるりと回って見せた。
連続で鳴るシャッター音。
徳井さんの要望に合わせていくつかのポーズをとり―――
「じゃ、そろそろ行きましょうか」
と言う香月さんの声で、全員そろって家を出たのだった―――。