【シナリオ課題 短編】のど自慢の裏
1 会場
目の前で歌ってる人達が、次々と不合格になっていく。
椅子に座って順番を待っている男は、だんだんと不安になってきた。
男は二十歳前後の若者で、こののど自慢に参加していた。
(…うわ〜、どうしよ?皆、不合格じゃん…)
男の緊張が、ドンドン高まっていく。
その間にも、また何人かが歌っては不合格になっていった。
男の番になり、男は立ち上がって舞台中央に進んだ。
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