最後の恋はアナタの隣で
それなのにミサキは、何度も話し掛けてきた。
それから次第にミサキと仲良くなって、一緒に給食を食べるようにまでなった。
そして私と同じようにクラスから浮いてたリンをミサキが誘い、三人で遊ぶようにもなった。
三人で遊ぶようになってから、リンがミサキに私の過去を話した事もあったけど、それを聞いたミサキは「絶対嘘だよ! だって涼ちゃん優しいもん!」と言って――笑ってた。
……本当は優しい奴なんかじゃないのに。
私は自分勝手な人間なのに。
だけどミサキは、色んな話を聞くようになってからも、私が優しい人間だと心の底から信じてくれていた。
――そんなミサキの目の前で。
そんな純真無垢なミサキの目の前で――リンを殴るという醜態《しゅうたい》を晒してしまった。
それから次第にミサキと仲良くなって、一緒に給食を食べるようにまでなった。
そして私と同じようにクラスから浮いてたリンをミサキが誘い、三人で遊ぶようにもなった。
三人で遊ぶようになってから、リンがミサキに私の過去を話した事もあったけど、それを聞いたミサキは「絶対嘘だよ! だって涼ちゃん優しいもん!」と言って――笑ってた。
……本当は優しい奴なんかじゃないのに。
私は自分勝手な人間なのに。
だけどミサキは、色んな話を聞くようになってからも、私が優しい人間だと心の底から信じてくれていた。
――そんなミサキの目の前で。
そんな純真無垢なミサキの目の前で――リンを殴るという醜態《しゅうたい》を晒してしまった。