最後の恋はアナタの隣で
14.千秋との対面
仕事に行く支度が終わり、一人でソファに座ってテレビを見ていると、ガラステーブルの上に置いてある春樹さんの携帯が鳴りだした。
「涼、ごめん! こっちに携帯持ってきて!」
寝室でパソコンをいじってる春樹さんが、私に向かって大きな声を投げかける。
私は頼まれた通り携帯を持って行こうとガラステーブルに手を伸ばし――…
…――ディスプレイに表示されてる名前を見て、ピタリと手を止めた。
“着信 須藤 千秋《すどうちあき》”
……この名前にどれだけ嫉妬しただろう。
春樹さんと仲の良い女友達で。
春樹さんの事を好きかもしれない女友達で。
もしかしたら春樹さんと……エッチをしたかもしれない人。
「涼、ごめん! こっちに携帯持ってきて!」
寝室でパソコンをいじってる春樹さんが、私に向かって大きな声を投げかける。
私は頼まれた通り携帯を持って行こうとガラステーブルに手を伸ばし――…
…――ディスプレイに表示されてる名前を見て、ピタリと手を止めた。
“着信 須藤 千秋《すどうちあき》”
……この名前にどれだけ嫉妬しただろう。
春樹さんと仲の良い女友達で。
春樹さんの事を好きかもしれない女友達で。
もしかしたら春樹さんと……エッチをしたかもしれない人。