最後の恋はアナタの隣で
まだズキズキと痛む額を抑え、薄っすらと目を開ける。
すると、ウイスキーの瓶を振り上げてるお客さんの手を制止してる、春樹さんの姿が視界に飛び込んできた。
「俺を邪魔する気か!? 俺は客だぞ!!」
「いくらお客様でも、こんな事をする権利はございません」
「ふざけるな!! 客は偉いんだぞ!! 離せ!!」
「それは出来ません。瓶を渡してください」
「うるせえええ!!」
半狂乱になってるお客さんが、春樹さんに掴まれてる方とは逆の手で、春樹さんに殴りかかった。
だけど、呻き声をあげながら床に膝を付いたのは――お客さんの方で。
「まだお話があるんでしたら外で伺いますよ?」
苦痛に顔を歪めるお客さんに、春樹さんは冷たくそう言い放った。
すると、ウイスキーの瓶を振り上げてるお客さんの手を制止してる、春樹さんの姿が視界に飛び込んできた。
「俺を邪魔する気か!? 俺は客だぞ!!」
「いくらお客様でも、こんな事をする権利はございません」
「ふざけるな!! 客は偉いんだぞ!! 離せ!!」
「それは出来ません。瓶を渡してください」
「うるせえええ!!」
半狂乱になってるお客さんが、春樹さんに掴まれてる方とは逆の手で、春樹さんに殴りかかった。
だけど、呻き声をあげながら床に膝を付いたのは――お客さんの方で。
「まだお話があるんでしたら外で伺いますよ?」
苦痛に顔を歪めるお客さんに、春樹さんは冷たくそう言い放った。