最後の恋はアナタの隣で
その後、一時間目の授業が終わるまで屋上で時間を潰して教室に戻った私は、自分の机を見て心底驚いた。
教室から飛び出した時には薄っすらと残ってた落書きが、綺麗に全部消えていた。
……まさか、ミサキが消したりしてないよな。
そう思って机にソッと触れた直後、コソコソと話すクラスメートの声が聞こえてきた。
「宮沢とヤりまくって味方につけたらしいぜ」
それを聞いた私はすぐに、宮沢が落書きを消したんだと悟った。
あれだけ暴言を吐かれたのにわざわざ消していくなんて……宮沢は本当に、相当な大馬鹿だ。
「はぁ……」
私の口からは再び大きな溜息が零れ落ちる。
だけど、不思議と苛つきや嫌悪感は生まれてこない。
その代わりに……また胸が締め付けられて、苦しくなった。
教室から飛び出した時には薄っすらと残ってた落書きが、綺麗に全部消えていた。
……まさか、ミサキが消したりしてないよな。
そう思って机にソッと触れた直後、コソコソと話すクラスメートの声が聞こえてきた。
「宮沢とヤりまくって味方につけたらしいぜ」
それを聞いた私はすぐに、宮沢が落書きを消したんだと悟った。
あれだけ暴言を吐かれたのにわざわざ消していくなんて……宮沢は本当に、相当な大馬鹿だ。
「はぁ……」
私の口からは再び大きな溜息が零れ落ちる。
だけど、不思議と苛つきや嫌悪感は生まれてこない。
その代わりに……また胸が締め付けられて、苦しくなった。