最後の恋はアナタの隣で

翌日から宮沢は、休み時間やお昼休みになると、理由もなしに私の教室に来るようになった。


特に会話を交わす事もなく、黙って隣に座ってるだけの宮沢。


それに対して別に苛々する事もなかったからそのままにしていると、案の定、“相澤は宮沢のセフレ”という噂がすぐに流れ始めた。


“彼女”じゃなくて“セフレ”と言われるあたり、さすがイジメ。

なんて、一人で勝手に納得してた。


一緒にいるようになって三日もすると、宮沢の事が色々と分かってくる。


宮沢は一応、モテる部類の人間らしい。


宮沢が私の教室に来ている時は常に、宮沢目当ての女子が何人も廊下に立っていた。


三日間飽きもせず宮沢の姿を見にきてる女子達に感心して、


「宮沢ってモテるね」
< 251 / 464 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop