最後の恋はアナタの隣で
「……ごめん。春樹さんともっと一緒に居たいと思って休みたいって言った」
春樹さんを見つめ返してそう言うと、春樹さんはフッと微笑んだ。
「俺も同じ気持ちだよ。でも、学校には行かないと」
「……ん。分かってる」
「起き上がって準備しておいで」
私の背中の下に左手を差し入れ、軽々と私の上体を起こしてくれた春樹さんが、唇にソッと優しいキスをくれる。
“ああいう”体験をした後は性的な事柄にフラッシュバックが起こったりするって、テレビや漫画ではよく目にするけど、実際はそんな事なかった。
私は春樹さんに触れられても、キスされても、何も思い出したりしない。
確かに襲われた時は怖いって思ったけど、最後までされてない私と最後までされた人を比べるのは、もしかしたら凄く失礼な事なのかもしれないと思う。
春樹さんを見つめ返してそう言うと、春樹さんはフッと微笑んだ。
「俺も同じ気持ちだよ。でも、学校には行かないと」
「……ん。分かってる」
「起き上がって準備しておいで」
私の背中の下に左手を差し入れ、軽々と私の上体を起こしてくれた春樹さんが、唇にソッと優しいキスをくれる。
“ああいう”体験をした後は性的な事柄にフラッシュバックが起こったりするって、テレビや漫画ではよく目にするけど、実際はそんな事なかった。
私は春樹さんに触れられても、キスされても、何も思い出したりしない。
確かに襲われた時は怖いって思ったけど、最後までされてない私と最後までされた人を比べるのは、もしかしたら凄く失礼な事なのかもしれないと思う。