最後の恋はアナタの隣で
05.未知の世界
「はい、どうぞ」
駅前から離れて少しすると、運転席に座ってる春樹さんが私に向かって何かを差し出してきた。
俯いてた私は少しだけ顔を上げ、春樹さんへ視線を向ける。
「これで大丈夫だった? 飲める?」
気を遣ってそう聞いてくれた春樹さんの手には、缶コーヒーが握られていた。
「だ……大丈夫です……ありがとうございます」
私はぎこちなくお礼を言って、おずおずとそれを受け取る。
すると、春樹さんが何故かクスクスと笑い出して、
「……どうしたんですか?」
缶コーヒーを開けながら春樹さんにそう聞くと、春樹さんは大きな目を少し細めて、私を見つめた。
「涼ちゃんってさ」
「はい」
「可愛いね」
駅前から離れて少しすると、運転席に座ってる春樹さんが私に向かって何かを差し出してきた。
俯いてた私は少しだけ顔を上げ、春樹さんへ視線を向ける。
「これで大丈夫だった? 飲める?」
気を遣ってそう聞いてくれた春樹さんの手には、缶コーヒーが握られていた。
「だ……大丈夫です……ありがとうございます」
私はぎこちなくお礼を言って、おずおずとそれを受け取る。
すると、春樹さんが何故かクスクスと笑い出して、
「……どうしたんですか?」
缶コーヒーを開けながら春樹さんにそう聞くと、春樹さんは大きな目を少し細めて、私を見つめた。
「涼ちゃんってさ」
「はい」
「可愛いね」