Prince and princess.
そのまま放課後まで寝た。





「起きれって!!」
「…んだよ」
「もう6時過ぎだぞ」
「…そうだな」
「そうだな、って…どんだけ寝るんだよ」




俺の机に座るダチ。





『お願いします!!』



俺はダチと顔を見合わせた。
中庭から聞こえた男の声。



「俺見ちゃお~♪」




笑顔で窓の側に寄るダチ。





「あ…子音ちゃんだ!」
「子音?」
「そうそう♪可愛い~」




俺はダチの隣から
中庭を見てみた。





「ぁ…さっきの」
「ん?子音ちゃんと知り合い!?」
「知り合いじゃねぇよ」
「それは残念…」
「なんでだよ」
「子音ちゃんと話せるチャンス到来だったから」
「…あいつのこと知ってんの?」
「は!?男子はみんな知ってるはずだけど…」




その言葉に俺はダチの顔を見た。





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