Prince and princess.
チャリ置き場について
ダチを後ろに乗せた。




「あれれ?いいのぉ~?」
「あぁ?」
「特等席に俺…乗ってて」
「男は別」
「マジかよ」




俺は決して後ろに女を乗せない。





その理由は簡単。


彼女の特等席だから。





彼女はいねぇけど…。
できたら彼女の特等席って感じ。
それまで後ろに決して女は乗せない。





そう決めてた俺。



「サンキュ」
「明日な」




ダチの家まで送って
俺はチャリを走らせた。





あ…
あいつ…
さっきの…




目の前に歩く女。




子音??
だっけ




俺はスピードを緩めた。

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