Prince and princess.
「この世から消えろぉ!!」




あたしは保健室で叫んでた。
それと同時に
パッとカーテンが開いた。



「っ…なんで」





王子が眩しい表情であたしを見る。



「寝てたんだけど」
「…ごめん、なさぃ」
「子音ちゃんだから許すよ」
「え?」





なんで王子がここに??
告白は!?




「騒いでたよ」
「ん?」
「香織から告られたんでしょ?」



あたしは先生が座る椅子に腰掛けた。




「情報早いなぁ~」
「…だね」
「返事知りたい?」




強い瞳…。
王子はベッドからおりて近づいてきた。
あたしの心臓が加速し始める///



「あたしは…気にならないよ」



視線を逸らして言う。

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