Prince and princess.
目が笑ってない先輩…。




「離してくださいっ!!」
「弱い力だねぇ」
「…ちょ、どこ行くんですか?」



先輩は腕を引っ張っていく。





腕痛い!
赤くなってるって!!
怖ぃ…。



「彼氏になんなくてもいいよ?」
「え?」
「そのかわり…やらせて?」
「…いやですっ」
「そんな顔されたら余計ソソル♪」





先輩は不適な笑顔を向けてきた。




どうしよ!?
あたしすんごいピンチだよね??
後ろは壁だし…
男の力には敵わないよぉ
このまま…
この先輩に犯されちゃうのかな?
初めては…決めてたのに
大スキな人と、って。






「あれ?涙目になっちゃったね」
「…ち、近づかないでっ」
「可愛い~子音ちゃん」



先輩はあたしの目の前まで近づいてきた。





あぁやられる!
さよなら…あたしの青春…。



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