Prince and princess.
+゜+゜+゜




放課後…。



俺は軽い足取りで子音の教室まで向かう。





「子音ちゃん」
「…翔真」
「行こ?」
「あ、うん」




軽そうな鞄を持って近づいてきた子音。





下駄箱までお互いなにも話さなかった。



周りの視線はうぜぇし…。





校門から出て、口を開いた子音。




「翔真ぁ」
「ん?」
「どこ行くの??」





マジヤベぇよ!
上目遣いやめろっ!!




「翔真?」
「あ、どこ行きたい?」
「決めてなかったの!?」
「…ごめん」
「いいけど♪」




俺より先を歩く子音。



ちょっとスキップしてる後ろ姿が可愛い。



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