Prince and princess.
真っ赤なあたしを見て翔真は笑った。




その笑顔がスキだよ、翔真
あたしだけの王子でいてね//



夕日が保健室に射して気づいた。





「この保健室で出会ったみたいな感じだね」




あたしがそういうと翔真は顔を上げた。




ホントはもっと前から翔真のこと知ってたけど…
このベッドで翔真は寝てたんだよね



「罪男って?」
「…えっ?」
「今だからいうけどあの時起きてました」
「うそぉ?//」
「ホント」
「…///翔真のバカぁ!」
「子音の寝顔も見たよ」
「…今も見てたでしょ?」
「まぁね」



どうしよ!
超恥ずかしい//
あたしのバカ!!





「可愛かったよ?寝顔」
「…お世辞はいらない」
「お世辞じゃないよ」
「…//意地悪ぅ」





初めて話したときも…
あたしは意地悪、って言ったんだよね
なんか照れちゃう//




「立てる?」
「あ、うん」



あたしはベッドから立ち上がった。


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