Prince and princess.
クラスの全員が俺を見る。



「…やるよ」
『ウェ~ィ!』




男は立ち上がり、話し出す。




「翔真」
「…瑞乃」
「お前、子音ちゃんのためだろ?」
「…まぁな」
「だよなぁ」



あの日…



子音に告白してた日と、




まったく変わらないダチ。



「頑張れよ!」
「おぅ」






昼休み…。



俺は子音と屋上にいた。





「俺、応援団になった」
「ホント!?さすがだねぇ」
「子音のためだよ?」
「///うん」



子音は真っ赤になって地面を見つめてた。





「実はね…」
「ん?」
「その…あたし、チアになったんだ」
「は?チアってチアガール??」
「そう」



俺と視線を合わさず、そういう。
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