Prince and princess.
俺は子音の前にしゃがみこんだ。




子音の目には薄っすら…




光る雫。





「子音は軽すぎだから」
「…嘘だぁ」
「嘘じゃない」
「ホント?」
「ホント」




子音は静かに笑顔を見せてくれた。



一先ず安心!




「翔真ぁ」
「ん?」
「お互い頑張ろうね!」
「おぅ」




俺たちは一緒に屋上を出た。





「じゃ放課後な」
「はぁい♪」





俺は自分のクラスに戻った。




「昼間から彼女とラブラブかよ」




ダチが近づいてきた。




「ワリーかよ」
「別に~」



ダチはニヤニヤしながら教室から出ていった。
< 53 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop