Prince and princess.
俺はそっと頭を撫でた。




「可愛いやつ」



ボソッと呟き、
俺は保健室を後にした。





保健室から出て数分…。
チャイムがなった。





「教室戻るか」




俺は軽い足取りで教室に入った。




「来た!もぉ~どこ行ってたの?」
「頭痛くて保健室で寝てた」
「うそ!?大丈夫?」
「うん。大分マシかな」
「よかったぁ」





女たちは俺の嘘にも気づかず心配した。




いい加減ダルイんだよなぁ
女たちの相手…。




俺は席について顔を伏せた。




目を瞑るとさっきの女の寝顔が浮かぶ。
口元が緩んだことに気づく俺。
今度会ったら話しかけてみるか♪



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