仮 レオの特別




「浮気してるん……でしょ?」




段々小さくなる声。ヤバい。この流れ……もしかして。




「違うよ。

尾崎ってので勘違いしたんでしょ?尾崎は俺のダチ。桃子ちゃんを紹介して、って言われたから言ってたんだよ。」



「でも!桃子がケントくんと友達になりたいって……。」



そう言った私に、少し微笑みながら




「………プッ。違う違う!
そいつユウトって言うんだよ。」




痛そうにホッペに手をあてるケントくん。後ろには面白そうに笑う玲央。




そして………




「ごめんなさいっ!」



という状況になったわけです。




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