仮 レオの特別
「玲央くんから離れて。じゃなきゃその顔に傷がつくよ?」
「まぁ傷ついてもブスのまんまだけどね?ハハハ。」
悔しい。
こんなのに負けたくない。
「ヤダ。」
「はぁ?」
「ヤダ。」
ただ負けるのが嫌だっただけ。
別に玲央のことなんかどうだっていい。
離れるなんて簡単。
「そんな事言ってるとお友達が傷つくことになるよ?」
私を睨み付ける左右の女とは対照的に、笑顔で言うゆかという女。
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