怨念の鈴
鈴を拾う
学校からの、帰り道。

キレイなキレイな鈴を拾った。

チリーン・・。

「わぁ・・・」

心地いい響きに、うっとりした。

「わぁ、いいなー。妃奈ちゃんチョーダイ」

「ダメッ!!」

「いいじゃない」

クラスメートの曽野さんが、私の鈴を欲しがる。

リーン・・・。

「いい・・・響きね。ちょーだい!!」

「いやっ!!私のよッ」

リン、リン、リン。

リーン、リーン、リンリンリン。

「きゃっ・・・」

曽野さんは、死んだ。

一瞬にして・・。

私はけれど、見逃さなかったの。



オンナノコがにたりと笑って曽野さんを殺すところを。

チリィーン・・。

不気味に思いながらも、家に持ち帰る。

スゥー・・。

「いやっ・・・」

名に、今の音!

確かに、スゥー・・・ってなった。


「いやああっ」

チリン、チリン、リンリンリーン・・・。
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